山梨県富士吉田市の防災備蓄は何日分? 富士山の降灰50cmを想定して算出
富士山の火口から16km。協議会の降灰可能性マップが示す想定は50cmで、公表されている区分の中で最も多い層にあたります。
山梨県富士吉田市・大人2人の世帯
14 分の備蓄をおすすめします
山梨県富士吉田市で想定されること
- 南海トラフ地震の揺れ
- 震度6強
- 首都直下地震の揺れ
- 震度6強
- 富士山の噴火による降灰
- 50cm富士山火山防災対策協議会の降灰可能性マップ
- 表層地盤による揺れの増幅
- ×1.31火山山麓地
山梨県富士吉田市の備え方
50cmという量は、備蓄の話の外側にあります。内閣府のガイドラインでは30cm以上を「降雨時に木造家屋が倒壊するおそれがある」段階とし、原則として域外への避難を求めています。富士吉田市はその基準を大きく超えています。家にとどまる前提で備えを積み上げるのではなく、まず「どこへ、どうやって出るか」を家族で決めておくことが先になります。
それでも備蓄が要るのは、避難の判断がつくまでと、避難できなかった場合のためです。噴火は地震と違い、前兆をとらえてから本格的な噴火に至るまでに時間があることが多く、その間に道路が混み合い、店から物が消えます。降り始めてから動くのでは間に合いません。
この地域の日数には、地震と噴火が続けて起きる想定も含まれています。宝永地震の49日後に宝永噴火が起きたように、大きな地震のあとに噴火が誘発される例が歴史上あります。地震で傷んだ家に灰が積もる状況を、別々の災害として切り離さずに見ています。
灰は水を含むと重くなり、雨どいや屋根に溜まります。降っている最中に屋根へ上がるのは危険です。また灰はガラス質で、吸い込むと呼吸器を痛めます。防じんマスクとゴーグルは、この地域では食料と同じ優先度で備えるものだと考えてください。
防災士監修(2026-09-11)